吉本興業芸人と日本の働き方改革

吉本興業の社員(芸人)が反社会的勢力へ営業報酬をもらったとかで記者会見があった。芸人の二人の言葉は胸につきささる言葉のように感じた。とても共感できるものがあった。

お笑いは「人間だけが出来る高度な知的作業」だということで人を笑わせる技能をもった芸人は社会の宝である。堅物なサラリーマンである小生は天然ボケで笑わせることはできても意図的に笑わせることはできない。


さて、ここにブログしたのは芸人と吉本興業の関係は日本の会社で働くサラリーマンと経営者との関係へ大きな投げかけをしているように思えたからだ。吉本興業と芸人の間に雇用契約が締結されていないというのは一般サラリーマンからすると非常に驚きであるが、雇用契約がないばかりに反社会的勢力との付き合いで副業的に稼がざるを得なかったかったのかもしれない。もしくは若手芸人のためにそうせざるを得なかったのかもしれない。

最低限の生活保障がされる芸人はサラリーマン芸人みたいで、それはそれで面白みがなくなるところがあるが、今の世の中にはそぐわなくなってきているのかもしれない。池乃めだかさんのコメント(「背高くなる薬を開発してくれっていうことです」)はこれぞ吉本という「逆転の発想」で、窮地に追いやられたサラリーマンにも参考になる発想の技術(芸)である。嫌、近年、日本でイノベーションが起きにくくなっているノーベル賞級発言かも。。。うれっこ、そうでないに関わらず吉本興業には大切な何かをもった芸人が多数存在している。

21世紀型社会は個々の個性がもっと尊重される社会で、経営はそれを束ねる事務局と創業理念オーナみたいな関係を提示している気がする。フリーランスもその流れかもしれないし、資本家も即席チームで働く個人、どちらにも良い会社である。長年営々と積み上げられる技術は高度な技能も必要だが、それを永続的にできるのは経営者の優れた理念だ。吉本興業と芸人の新たな関係が日本のサラリーマン社会を大きく変革するきっかけになるかもしれない。

コメント

人気の投稿