韓国との徴用工、輸出管理規制問題について

日本政府が半導体の輸出管理規定について、韓国に申入れをしてWTOに提訴するような問題に発展している。

本件に関する多くの背景を知っているわけではないが、ことの主張は日本を支持する。これは小生が日本人ということではない。

例えば、サッカーの試合をしたとする。お互い共通のルールをもとに試合をするからフェアな戦いが繰り広げられるのであるが、お互いが独自の手前味噌ルールで試合をしたらどうなるか。試合など成立しないのは自明である。これが、日本の主張する輸出管理規定の「ホワイト国指定解除」の本質だと理解している。韓国がWTOに提訴するなら輸出管理規定の見直しを提訴するのが筋ではないかと思う。

徴用工や慰安婦問題など、今回の件とは全く別の話で、世界経済に大打撃などという韓国の主張はとても話の筋が通っていない。徴用工や慰安婦は日本との仲間意識が織りなしたものという見方をしている人もいる。

今回の韓国への主張を通じて、日本の先輩方が創り上げてきた技術というのはとても世界に貢献していると感じた。世界で大きなシェアをとっている様々な製品も汎用化技術に近ければ、日本で自製することも可能ということである。

かつての日本がそうであったように米国に圧力をかけられて自力で技術を磨いてきた日本と同じような立場にあるのかもしれない。これにはサッカー選手がルールに則り、独自に技術、体力を磨くのと同じである。

ただ、効率的に市場に出回らせて早く資金を回収する術として現在があるのかもしれない。市場価値で言えば、まだまだ高額で提供できる技術を日本は世界に割安で提供していることの裏返しともとれると感じたニュースであった。北朝鮮においても休止している日本の多くの企業が手掛けてきたもの(レアアース採掘など)をもとに成長と繁栄に貢献できるものがあることを忘れていはならない。

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