北方領土とオリンピックマラソン2020


先日、都知事がオリンピックでのマラソン会場を北方領土で行ったらどうかいう提案を行った。かつて北方領土に住まわれていた方々は複雑な思いであることと思う。

また、かねてより暑い東京の夏でマラソンを開催することは自殺行為に等しいのではと危惧していた。今年の夏も外に出れば鉄板の上を歩いているようで、本当にマラソンは大丈夫なのかと周囲ともささやき合っていた。

マラソンは札幌で開催される予定なので、東京よりはマシだとホッとした。日本のマラソンランナーは期待できる方々が多くいるので楽しみである。

北方領土でのマラソン開催であるが、このニュースを聞いた時、小池都知事の政治家としてのセンスを感じた。オリンピックは平和の祭典であるが、マラソンが北方領土で開催されるのであれば当然、ロシアとも多くの交渉、調整が必要であろう。また、開催中のテロのリスクも並々ならぬものがあることは想像に難くない。

でも、今の首相、森元首相、プーチン、二階、メデオベージェフとの交流を外から見て、どちらがオーナーかは別として人間の叡智として開催の意義は大きいし、世界で起きている様々な紛争へのヒントとして与えるインパクトは大きい。下手な外交で時間と手間をかけるより世界平和への貢献も効果的な気もする。ひよっとするとトランプ大統領も黙っていないかもしれない。国益は守る必要もあるので、ここが最も難しい課題であろう。

この提案を目にした時、日本と世界を考える政治家とは。。みたいなセンスを感じたと同時に世界中に感動を起こす何かをワールドカップラグビーと同様に国民は期待している。今日は日本ラグビーは南アフリカと対戦だ。

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